暮らしやすさに寄り添ったこだわりの住まい

板倉町 小林様

代々農業を営んでいる小林さんご夫妻。長く暮らした母屋を建て替え、新しい住まいへと生まれ変わらせました。取材で見えてきたのは、住まいづくりへのこだわりと、生活動線や作業効率に対する配慮の数々です。こだわりがたっぷり詰まった住まいづくりについて、お話を伺いました。

住まいづくりへの真摯な姿勢に共感

どっしりとした広がりのある佇まいが印象的な小林邸。広い敷地内には、農家のお仕事に使う納屋など複数の建物が並び、その一番奥に母屋があります。「もともとは、この場所に2階建ての建物が2軒建っていたんですよ」とご主人。1軒は住まいとして、もう1軒は蔵として使われていたそうです。

「住まいの方は30年ほど前にリフォームしたのですが、最近痛みが目立つようになって。蔵にも不要な荷物が多く、片付けたいと思っていました。そこで、母屋の建て替えを決め、大手ハウスメーカーを中心に検討を始めました」 住まいづくりに向け、小林さん夫妻には、「平屋」「自然素材」「和モダン」「深い軒」といったいくつかのポイントがありました。しかし、どのハウスメーカーを見ても「何か違う」と納得しきれないものがあったといいます。

「そんな時、娘がたまたま平屋を施工中の現場を見かけて教えてくれたんです。軒の深い落ち着いた雰囲気の外観で、好みにピッタリだと思いました。それが、つばさ建築工房の現場だったんです」

現場に設置されていた看板からつばさ建築工房を知ったご主人は、ホームページを調べ、コンセプトに深く共感したそうです。 「ホームページの内容から鎌田さんの仕事に対する思いが伝わり、その真摯な姿勢にも感銘を受けました。さらに、実際に会ってお話して『つばさ建築工房なら理想の住まいづくりができる』と確信し、鎌田さんにお任せすることに決めました」

ただ実際には、荷物の整理などもあり、着工は最初の打ち合わせから1年半ほど後になりました。「空いた期間には、鎌田さんのご案内でいろいろな現場を見学させてもらいました」と話すご主人の隣で、奥様も「見学した家がどれもとても素敵で。『こんな風にしたい』とイメージを固めることができました」と振り返ります。

使い勝手に配慮した2つの玄関

小林邸には、正面玄関とは別に、家族用の玄関が設けられています。これは、農業を営む小林さん夫妻の、生活動線や作業効率をスムーズにするため。家族用玄関からはキッチン裏の食品庫に向かって土間が続き、土足のまま使用できる広い収納スペースが備えられています。

「農業は土を扱う仕事なので、玄関周りがどうしても汚れがちです。でも、玄関に土間があれば、汚れを気にせず出入りができます。鎌田さんからのご提案で設置した収納スペースも、収穫した野菜などを置けてとても便利です」 そう話す奥様に続き、「家族用玄関のおかげで、納屋との行き来もとてもスムーズ。トイレやお風呂場へも、リビングを通らずに土間から直行できて助かっています」とご主人。家族用玄関の近くに水回りを集中させているため、汚れた衣類などもすぐに洗えるそうです。

一方で、正面玄関からは和室へ向かって廊下が伸び、来客をそのまま迎え入れることが可能です。廊下には組子細工をあしらった天窓が設けられ、やさしい光が差し込みます。さらにその奥には、ご主人がこだわって選んだという信楽焼の手洗い器が。「信楽焼にピッタリな紺色のタイルは鎌田さんのアイデアなんですよ。天窓の組子細工もとても気に入っています。こういった日本の伝統的な工芸品は心を豊かにしてくれますね」と、ご主人が笑顔で語ってくれました。

実は、現在の間取りに決まるまでには、何度かプランの変更があったのだとか。「玄関を2つに分けることは当初から決まっていましたが、そのほかの点はご希望を伺いながら提案を重ねていきました」と鎌田さんは言います。「最初はキッチンも違う場所を希望していたんです。でも、間取りを変更したことで家族用玄関からそのままキッチンへ行けるようになって、これで良かったと鎌田さんには感謝しています」と奥様。ご主人も、「今の間取りが生活にも合っていて一番いいですね」と満足そうな様子でした。

こだわりの詰まった自然素材の家

広々として明るいリビングダイニングには、「できるだけ自然素材を使いたい」というご主人のこだわりが存分に反映されています。例えば、床には天然木の温もりや風合いを楽しめる無垢材を使用。鎌田さんが用意したたくさんのサンプルの中から、ほどよい硬さと耐久性のあるカバザクラを選んだそうです。「無垢材の床は、素足で過ごすのが最高に気持ちいいですよ」とご主人。廊下も同じ無垢材で、インテリアに統一感を生み出しています。 また、「環境にやさしい素材を」との思いから、リビングや正面玄関の壁には珪藻土が使用されています。 「孫が喘息気味だったこともあって、室内の空気環境は人一倍気になります。調湿機能のある珪藻土なら、一般的なビニールクロスなどに比べて空気をきれいにしてくれるのではないかと期待しています」

さらに、住まいの断熱性能にもこだわりが。ご主人の希望により、新聞古紙を主原料とした断熱材であるセルロースファイバーが使われています。害虫を寄せ付けない防虫効果もあり、万が一火災が起こっても有毒ガスを発生しにくいのだとか。「建て替えを決めてから、住まいづくりについていろいろ勉強したんですよ」というご主人に、鎌田さんも「当社は『この工法しか出来ない』、『この建材しか使えない』ということはありません。満足していただけるように、ご希望にはできる限り対応しました」と応えます。

コミュニケーションから生まれた信頼関係

着工後も敷地内の建物でお仕事をしていたため、日常的に工事の進捗を見守っていたという小林さんご夫妻。ご主人は、施工中のやりとりからも鎌田さんへの信頼感が増したと語ります。 「鎌田さんは毎日のように現場に来ていて、細かいところをチェックしてくれていました。例えば、鎌田さんが屋根の上にいたので『何してんの?』って訊いたら『クギのピッチを確認してるんですよ』とか、足場の上で何かスプレーしてると思ったら『家の中まで貫通してるボルトが結露しないように断熱してるんですよ』とか。当然シロートが見ても判らない所だし、出来上がってしまったら見えない部分ですが、何も言わなくてもちゃんとチェックしてくれている。設計だけじゃなく現場監督としても優秀なんだなって感心して、その真面目な仕事ぶりに安心してお任せすることができました」 「当然のことですよ」と笑う鎌田さんに、奥様も「いろいろと融通をきかせてもらえてありがたかったです。大手ハウスメーカーで家を建てた娘に話したら『全然違う』と驚いていました」とニッコリ。丁寧なコミュニケーションも、納得の住まいづくりのポイントになったようです。

ご主人の趣味は音楽 ギターが好きな鎌田さんとは気が合う?

通りからの目隠しにもなる敷地中央の植栽は、以前の面影を残したもの。また、正面玄関の脇には、以前母屋の屋根に使われていたという、小林の「小」の字が入った鬼瓦がさりげなく飾られていました。長年過ごした母屋の思い出を大切にしながら、理想を実現した新しい住まいでの暮らしが続いていきます。

小林さんのお宅はこちら → 『美咲の家Ⅳ』

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