適度なアプローチを確保して充実させる

道路から玄関までのアプローチが有るか無いかだけで、その家の格式、風情、印象はだいぶ変わります。

都市部と違い、館林近郊では”玄関を開けたらすぐ道路”という敷地は少ないものですが、仮にそのような狭小敷地であっても、門(敷地への入口)を玄関から離したところに設ければアプローチを形成する事が出来ます。

神社やお寺の参道とまではいきませんが、アプローチがあると、その間で訪れた人は気持ちを切り替える準備ができ、または迎える側もおもてなしの気持ちを整える事が出来るのではないでしょうか。

そしてそのアプローチは丁寧につくる、というか何か手を加える事です。必ずしも何百万円ものお金を掛ける必要はありません。舗装はインターロッキンでも、タイルでも、極力お金を掛けたくない場合は飛び石でも良いと思います。そこにちょっとした植栽や足元を照らす照明でもあれば立派なアプローチの出来上がり。何も無いよりもずっと、家全体の印象が良くなります。

なお、当社が推奨するのは”オープン”な外構です。”オープン”というのは道路に沿ってにフェンスや塀の類を設けない事。敷地によりますが、道路に沿ってフェンスや塀を設けると、往々にしてそれだけで数量がかさみ、乗じてコストもかさむもの。対してH1,200mm程度のフェンスや塀では外部からの目隠しになるわけでもなく、防犯効果が得られるわけでもないのです。逆に、フェンスや塀が無くとも、ポストと表札とインターホンを備えた”門袖”があるだけで、そこが敷地の入口でありアプローチである事が一目で認識できます。おまけに、その門袖が建物本体と同じ仕上げ材で出来ていたら統一感もあって、さらに”良い感じ”になるのでは?というのは当社の推奨事項です。

「立派な車庫を建てたい」とか「立派な庭園をつくりたい」場合は別として、最低でも建物本体価格の3~5%程度の、門袖とアプローチ工事を最初から予算に盛り込みたいところですね。

 柵などは無く、オープンではあるがアプローチのある外構

 

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