モジュールに忠実なプランニング

モジュールとはプランニングする上での基準となるピッチの寸法。

”尺モジュール”とか”メーターモジュール”とか耳にされた事があるのではないでしょうか。尺モジュールの建物は910mm、メーターモジュールの場合は1,000mmを基準に設計されています。

当社では住宅の場合、原則として尺モジュール(910mmピッチ)を採用する事が多いですが(「可能な限りコンパクトに」参照)、いずれにしてもそのモジュール(尺なら910、メーターなら1,000)に忠実なプランニングを心がけます。

一番の目的は、美しく整然とした、”意図の読み取れる”外観デザインを実現するため。もちろん間取りも大切ですが、窓の位置や”各”部屋の広さ等ばかりを追求した結果であろう、残念で理解に苦しむ”後付けの”外観デザインの家は割とよく見かけます。100歩譲って、間取りはお施主さんだけのものかも知れませんが、近所の人や通りがかる人の目にも映る”外観は公共の財産”です。設計者の使命の一つとして、いくらお施主さんが満足していたとしても、それを目にする大半の人が「カッコ悪い」と感じる建物をつくるわけにはいきません。

仮に「間取りはコレで、あとは任せるからカッコ良くして!」と言われても限界があります。カッコ良い、美しい外観とは、そうなるべくして出来上がるのです。後付けの外観にいくら高級建材を使用しても美しい外観にはなりません。間取りと外観は絶対に切り離せないもの。一番最初に、つくりたい外観をイメージし、そういう外観になるよう”意図して”間取りをプランニングしていくのが私のやり方です。

その他、モジュールに忠実なプランニングを行う事により、例えばサイディング等の新建材の割付において半端な部分が出てこないため、美しい外観になるうえコストの抑制にもつながります。また、プランがモジュールに忠実=構造もモジュールに忠実となり、骨組みも美しく、構造的により安定し、やはり半端な構造部材が不要となる分コストの抑制につながります。

モジュールに忠実な平面は整然とした外観を生み出す

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