目地の類は徹底的に通したい

さほど優先順位の高いわけではありませんが、可能な限り目地の類は通したいところです。

建築とは様々な”部分”や”部材”の集合体であり、それらの取り合い部、納まりを調整するのは設計の作業のうちの一つです。例えば壁と壁、もしくは壁と天井の入隅部、または同一の壁面でも異なる仕上げ材と使う場合はそれらの取り合い部分。何も考えずとも単純に”納める”ことは出来ますが、「どう見せたいか」を考えると切りがなく、なかなかうまく行かない事も多々あります。

具体的には、タイルや板などの仕上げ材を使用すると必ず”目地”が現れます。さりげない事かも知れませんが、異なる面同士、または異なる材料同士が取り合う部分でもその目地が通っているとキリっとした、整然とした印象となります。
出来上がったものを見れば、建築的には当たり前と捉えられてもおかしくない事かも知れませんが、それは最初から”意図されて”そうなっている事が多いものです。 逆に意図しなければ往々にして目地は通りません。

機能的に重要なわけではありませんが、パッと見の「よく解らないけど”なんか良い”」といった印象とはこういった部分の積み重ねで生まれる、というのが持論です。

右の羽目板の目地と、左のタイル目地、更に棚の天端を通した例。目地と天端を通すために、あくまでも羽目板の目地優先で棚の高さを決めた

床タイルの目地、フローリングの目地、壁の大谷石の目地、天井羽目板の目地の全てを通した例

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