設計図と施工図

たまたま、インターネット上で良い記事を目にしました↓

https://sekokan-navi.jp/magazine/31644/amp

『設計図』と『施工図』のお話。

『設計図』とは皆さんご存知のいわゆる設計図。建築家とか設計士、建築士といった、“設計者”が描く図面です。

 逆に、一般の方にはあまり馴染みが無いかも知れませんが、『施工図』とは、設計されたその建物を造るための、より細かい具体的な図面と言ったら分かり易いでしょうか。“施工者”が描く図面です。

 内容としては部材の厚みや高さや幅などの具体的な寸法、取付け方や組み方、張り方やその方向などなど。例えば現場監督が施工図を描いて、その施工図に基づいて大工さんほか現場の職人さん達が工事を進めて行くワケです。いわば設計図の建物を造るための説明書みたいなもの。

 この記事は施工者寄りの内容で、要するに『設計者の質が下がっているから施工図作成を含め現場が大変!』というお話。逆に、施工者のレベルが低いが故に、設計者の描いた設計図がうまく現場に反映されない、というケースもあるのですが。

 私はこれまでにどちらの立場も経験して来たし、両者を兼ねる事もありました。特に両者を兼ねた時に、自分の描いた『設計図』を職人さんに渡したところで、それだけでは現場は進まないのです。職人さん達からは質疑やダメ出しの嵐、もしくは職人さん任せにしてしまえば、“設計者”としての自分の意図した物とは違う物が出来てしまう事も(細かい造作や見せたかった納まり等の部分で)。だから、自分の設計したものを確実にカタチにするために必要に迫られて、設計図の他に施工図を描くのです。そして自分の設計がいい加減だったり曖昧だと、今度は施工図を描く自分の首を絞める事になるのです。その辺が解っているつもりなので、施工者寄りのこの記事には大いに共感したのでした。

 そして、どちらの立場にもなり得るのはこれから先も同じこと。共感すると同時に、改めて“設計者”となる場合の良い戒めとなるのでした。

 自分の設計したものを確実にカタチにするためにも、施工者への配慮が出来る設計者に、逆に施工者となる場合には設計者の意図を確実に反映出来るレベルの高い施工者になれるよう、日々精進なのです。

 まあ個人的には、すべての醍醐味を独り占め出来るという意味で、両者を兼ねるのが一番幸せなんですがね(^^;;

 どうぞよろしくお願いいたします^_^

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