伝説の一本×特注プレート!

かなりマニアックなお話です(^^;

ちょうど50年前の1972年、DEEP PURPLE初来日のコンサートの音源を収めた世界的な超名盤「MADE IN JAPAN」。

1972年8月15~17日の三日間に渡る大阪フェスティバルホールと武道館での名演はもはやハードロック史に輝く伝説、世界中のリッチー・ブラックモア信者たちがその時のトーン(音色)を追い求めている(ハズな)のです。今でも事務所や車内のBGMとしてかかっているし、私は学生の頃からもう何万回聞いたか判りません!それでもたまに、その鬼気迫るプレイはもちろん、その”トーン”に鳥肌が立つ事があるくらいです。

その時にリッチー・ブラックモアが弾いていたギターが、1971年製、サンバーストカラーのFender STRATOCASTER。

恐らく、時代的にご本人はたまたま所有しただけと思われますが、これがまたとても希少な一本なのです。

 

この頃のFender社は、1965年にCBSという大企業に買収された後の過渡期で、ギターにも様々な仕様変更が行われている時代。いわゆる”ラージヘッド”と呼ばれる、ヘッドの形状が変更されたのも買収後で、以降70年代のストラトキャスターの象徴となっています。時代的にリッチー・ブラックモアやジミ・ヘンドリクスが手にしたストラトはラージヘッドの物。なので自宅用も含め、私が所有する10本余のストラトもすべてラージヘッドです(比較する写真が無いのでラージヘッドとそうでない物の違いに興味のある方は検索!)。

同じラージヘッドでも年代によってロゴやシリアル、パテントナンバーの記載の仕方が違ったりするのですが、一番判りやすい特徴として、通常70年代の物はヘッドにロッド(ロッドの説明は省略!)が突き出しています。

一方、ラージヘッドが登場したての60年代後半の物はロッドがありません。

で、リッチーの71年製は、ヘッド側にロッドを仕込んだ跡が埋め木されている物で、同じ71年でも前期の僅かな期間にだけ生産された珍しい仕様。たまにインターネットで見ているとヴィンテージ屋さんで売りに出ている事がありますが、桁が二つ違うので私には到底買えません。。

なので作っちゃいました!もちろん休日にですよ(^^;

どこからパーツを集めて来たかはヒミツ!当然本物ではありませんがドンズバです♪

そして!ネックとボディをジョイントするプレートは弊社ロゴをあしらったarchi283オリジナル!

こちらは図面を描いて、事務所の看板を作ってもらった看板屋さんに特注で制作してもらいました。これ一つ頼むのは忍びないので、お気に入りの一本用にゴールドの物も。ちなみにゴールドのお値段はシルバーの3倍(^^;

ついでに、以前ご紹介した激安フライングV(→フライングV!)にも↓

なお、激安フライングVはヘッドを含め完全にarchi283オリジナルとなりました(^^;

 

今日はさらにマニアのお話が続きますが(^^;、71年前期製もどきのヘッドと一緒に写っている青いエフェクター↓

こちらも72年当時にリッチーが使用していたと言われている物で、今は無き「ホーンビー・スキューズ」というイングランド製のトレブルブースターを忠実に再現したレプリカ。たまたまヤフオク!で見つけてゲットしました♪

電池式のおもちゃアンプ、しかも左手がつりそうになりながら詰まり気味ですが、自宅での試奏の様子はこちら(ギターは今回の物とは別物)↓

事務所の真空管アンプで音を出すのが楽しみです♪

ということで、伝説の71年前期ドンズバもトレブルブースターも事務所備品として置いてありますので、お好きな方はご試奏いただけますよ♪

仕事と全く関係無いお話が長くなりましたが、来週からは新しい現場も始まります。新たな楽しみを胸にがんばっていきましょう(^^♪

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