先週着手した台形のカーポートが完成しました。
建売住宅を購入されたお客さんで、今回インターネットでお問合せをいただき、取り合えず現地確認と打合せに伺う事に。
既に駐車スペースの土間はありましたが、接道が建物に対して明らかに斜めで、奥行がちょっと窮屈な状態でした。
「ちゃんと建築確認申請も行いたい」とのお客さんのご意向があった事もありますが、いずれにしても既存の土間、建物、窓の高さ、給水管、道路境界のいずれに対してもギリギリを攻める事になるなぁと感じたので、まずはちゃんと測量して図面を描きました。いざ工事を始めてみたら敷地からハミ出してしまったとか、給水管に当たってしまったとかでは大変ですからね。
あとから聞きましたが、何社か相談して見積を取り、弊社より安いところもあったそうですが、「一番ちゃんとしている」という事で弊社を選んでくださったそうです。ありがとうございます♪
という事で建築確認申請を経て、まずは水道メーターの移動と給水管の切り回しからスタート↓
カーポート本体については、一番の肝は道路に沿った斜めの加工。斜めにカットするので、全ての部材の寸法が異なるワケです。一応施工説明書にはカットする角度が1°~12°まで、1°毎に事細かに記載されていましたが、今回の敷地の実際の道路の角度は9.3°。tan9.3°(タンジェント・なつかしい(^^))で計算して一つ一つ寸法を出しても良いのですが、細かく寸法を出しても加工するのは現場、しかも人間の手。必ずズレが生じると踏んでいました。なので「the 現場合わせ」でやることに(^^♪
一度仮組みをしてしまい、外々のカット寸法だけtan9.3°で出して、あとは真っすぐ水糸を張って墨付け。それを一度バラして下で加工しました。
カットしないと道路にハミ出す仮組みの状態↓
一見手間に見えますが、結果としてはこの方が早い&正確であったと感じます。
加工して再度組立て↓
という事で無事完成♪
既存の土間に対して均等に配置。給水管を切り回したのはこのためです↓
道路と完全に平行な水下軒先↓
室内からに見た時に水上の軒先が窓に被らないようにとのご要望にも、計算して高さを決定したのでバッチリ対応↓
普通の敷地で、深く考えなければ職人さん任せでも出来上がってしまうカーポートですが、今回はとてもやり応えのある現場でしたし自信にもなりました。
今回数社の中から弊社を選んで頂いたお客さん。これを機に今後とも末永いお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
という事で、変形敷地のカーポートも建築確認申請からお任せください♪
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